国際軍事情勢・危機管理を見る視点

マレーシア航空機、誰が撃墜したか 2014年7月24日 (Thu)

確実な証拠はないが、親露武装勢力がマレーシア航空機を撃墜した可能性が極めて高い。その理由は、
① ウクライナには撃墜する理由がない、誤って撃墜する可能性もない。。
② 親露武装勢力には、ウクライナの軍用機と誤って撃墜する可能性が極めて大きかった。
・親露武装勢力にとってウクライナ空軍戦闘機の攻撃が大きな脅威になっていた。
・航空機が親ロシア武装勢力占領地域に向かっていたこと、複数の飛行物体がレーダーに映っていた場合、軍用機ではなく、その近くの目標を誤って狙った可能性があった。

マレーシア航空機撃墜、情報の真偽をどうよむか2014年7月24日 (Thu)

① 地対空ミサイルで射撃したのであれば、ミサイルから白煙がでて、航跡がわかる。
② 新露派武装勢力が、地対空ミサイルを略奪して、それによって射撃したという話もある。
 →素人では射撃できない。
③ 地対空ミサイルの航跡は地上にある捜索レーダーに映る。その映像を見れば、どこから撃たれたものかわかる。
④ ウクライナの諜報機関が傍受したとする情報「撃墜に係った親露武装勢力とロシア軍将校の交信内容(2014年7月17日)」について疑問が生じる。
 → 現実もそうだと考えるが、この情報は不自然なものが多く、作られた可能性がある。
⑤ ロシア国防省幹部は、「ウクライナ空軍のSu-25戦闘機がマレーシア航空機に接近していた」と述べている。
 → 対地攻撃機で要撃戦闘をするか。しない。
⑥ 偵察衛星によって24時間、ミサイル部隊の情報を収集していたと述べる軍事専門家の話 
 → 地球を周回しているので、同じポイントを継続して偵察することは不可能
⑦ 防空ミサイル部隊の専門家でも、1万メートル上空を飛行する旅客機、軍の輸送機、戦闘機の区別がつかないと発言する軍事専門家の話
 → 目視では不可能だが、監視レーダーでは区別ができる。

マレーシア航空機撃墜、なぜ偽情報が流れるか2014年7月24日 (Thu)

① 米国及びウクライナであっても、マレーシア航空機撃墜の証拠を掴む情報を取得することが難しいからである。
② 証拠の情報を取得できないが、情報戦を有利に展開するために、あえて、それらしい情報を作成して発表している可能性があること。つまり、ロシア、ウクライナとも自国に有利になるように情報戦を仕掛けているからだ。
③ 軍事情報特に対空ミサイルに連携する監視レーダーの能力及び偵察衛星の動きを知らずに発言する人がいる。つまり、偽情報にだまされているのに気づいていない。

マレーシア航空機撃墜2014年7月19日 (Sat)

マレーシア航空機撃墜事件(2014年7月19日)

【本当に地対空ミサイルで撃墜されたのか。】
・ミサイルで撃墜されたのであれば、ミサイル飛行中の噴煙が見える。いままで、その情報はない。
・ミサイルは、防空監視レーダーに、その航跡が映る。その情報は明らかにされていない。ロシアあるいはウクライナから出ていない。
・これらの情報がでてこなければ、地対空ミサイルの射撃で撃墜されたのではない。
 つまり、テロによる爆破か空対空ミサイルによる撃墜になる。

【盗まれた地対空ミサイルで、航空機が撃墜できるか】
・答え、「できない」
・なぜなら、ロシア製のS-200、S-300、SA-17の防空ミサイルは、監視レーダー、追随レーダー、射撃統制装置、ミサイル発射装置が機能してこそ射撃できるものである。部隊規模とすれば、1個射撃中隊の部隊でなければ、射撃できない。
・テロが使う携帯対空ミサイルは、盗んできて、個人で射撃できるが、このミサイルは、1万メートル上空の航空機まで飛んでいかない。つまり、撃ち落とせない。